百貨店の外商になる基準はどんな項目が考えられるか?外商顧客として私の経験を元に紹介します。
外商の基準は年収に注目されやすいですが、百貨店の店舗により注目重要度は違います。
”現代の百貨店”として外商になる基準をまとめますので ”外商カードを初めて検討している方” には読んでいただきたいと思います。
外商になる基準は?
”外商になるために基準とみられる項目?”
・年収/資産額
・年齢
・職業(勤務先)
・持ち家・賃貸
・百貨店カードのお買い上げ実績
考えられる基準項目を説明します。
年収は外商基準として重視される!?
外商カードの審査を受ける際に、重要視される基準の1つに ”年収” があります。
一般的には最低でも1,000万円以上の年収が必要とされていたり、基準の高い百貨店では1,500万円以上、2000万円以上の年収が必要とされています。
日本の平均年収からすると、外商へ入会するには ”1,000万円以上の年収” だけでもハードルが高いことになります。
日本の平均年収
日本の平均年収(全世代)は、統計調査によって若干異なりますが、2022年(令和4年)のデータを引用すると、”平均年収は約450万円ほど” です。
細かくデータを分析すると”男性の平均年収が567万円”、”女性の平均年収が280万円” です。
しかし平均年収とは言え、”雇用形態” によりかなりの差が出ています。
正社員の平均年収は523万円、正社員以外の平均年収は201万円です。
年収の基準が高ければ高いほど良い?
しかし年収は1つの基準でしかありません。
そして、年収額は高ければ高いほど審査に有利になることは間違えないですが、年収が低くても外商の基準を満たすと判断された場合は入会できます。
お伝えしたように、年収は1つの基準です。
しかし、年齢、職業、勤続年数、賃貸・持ち家、居住エリアなど、さまざまな要因で入会審査が行われます。
資産額を記入することはない
それともう1つ、資産額について触れていきます。
外商へ入会審査を受ける際には、本業からの給料や副業、不動産収入や投資の利益など合算した額を ”年収(所得)” として記載します。
しかし、”貯金額” や ”不動産、株などの時価評価額” は記入することもなければ、聞かれることもないです。
オーナー社長であれば、会社の実態や業績を調べられることはあるかもしれませんが、申し込みの際に決算書や法人の登記に関する書類を提出することはありません。
年齢の基準
外商の基準年齢を、公開している百貨店はありません。
しかし、外商顧客データとして年齢を探してみると、外商の顧客年齢は60代以上が多いようです。
この年齢は入会した際のデータではなく、あくまで外商顧客として全体の平均年齢を表しているものですから、入会審査の年齢とは少し違いがあります。
近年の百貨店戦略には ”若年層を取り込む” と、掲げているところも多いため、外商へ入会する年齢の基準も下げている可能性があります。
40代以下も外商顧客の対象
あるニュースでは外商へ入会する年齢層は、”40代以下が過半数を超える ”という記事を読みました。
もちろん、60代以上の年齢層が ”新たに外商へ入会” する人は低いでしょう。
しかし、60代以上の世代は、人口が多いため、私のように60代になってから外商へ入会する比率が少なくとも、ある程度の人数はいるようです。
あくまで私の憶測ですが、現代の外商入会基準は ”年齢に関係なく入会できる” 可能性があります。
20代でも成功されて裕福な方々がいますし、30代になれば社会的地位が上がり始めます。
それぞれの百貨店により年齢の基準をどの程度設けているのか把握でいませんが、30代以上であれば外商基準に届いていると考えても良いでしょう。
職業(勤務先)の基準
外商へ入会する際に”職業の基準” はあるのか?気になります。
”パートや派遣より正社員のほうが有利?”
”会社員より公務員のほうが有利?”
”公務員より弁護士や医者のほうが有利?”
”弁護士や医者よりも経営者のほうが有利?”
”個人事業主はどうなの?”
”芸能人やスポーツ選手のほうが有利?”
それぞれ疑問に思うこともあるでしょう。
職業の基準につきましても、明確に公表している百貨店はありません。
年収が高い水準で安定している職業が有利?
それでも巷では、”社会的地位” が高いといわれる職業のほうが外商へ入会しやすいと言われています。
なぜなら、”社会的地位が高い職業は、年収が高い水準で安定している” からとも言えるからです。
基準は明確にわかりませんが、パートや派遣よりも正社員のほうが外商へ入会しやすい。
会社員より公務員のほうが外商へ入会しやすい。公務員より弁護士や医者のほうが外商へ入会しやすいかもしれません。
また、職業よりも ”勤続年数” が重視されて入会しやすくなるかもしれません。
中小企業の経営者(社長、役員など)は、百貨店の ”お中元やお歳暮” などと相性が良いと思われますので、地域密着している百貨店の外商になりやすいともいわれています。
芸能人やスポーツ選手は有名な人ほど外商になっている印象があります。
持ち家・賃貸の基準
皆さんはクレジットカード申し込みする際に、”持ち家(ローンあり)” ”持ち家(ローンなし)” ”賃貸” などチャック項目をみたことがありますか?
こんな質問をすると、
”え、外商になる基準に ”持ち家” でないとダメなの?” と、お言葉が返ってきそうです。(笑)
審査基準に ”持ち家・賃貸” が入っているのか、公開されていませんので明確にわかりません。
しかし、百貨店側の考えを察すると、 ”持ち家” のほうが外商として長い期間お付き合いできる顧客とも考えられます。
経済状況を知りたい?
”持ち家(ローンあり)”の方でしたら、ローンが通る与信がある属性と捉えられるでしょうし、”持ち家(ローンなし)” でしたらキャッシュ一括、またはローン完済できる経済状況と捉えられるでしょう。
また、賃貸だとしても ”居住年数” などでプラス評価される可能性もあります。
百貨店としても外商顧客には ”長きにわたりご愛顧いただきたい” との気持ちがありますので、持ち家は審査に有利となる可能性があります。
持ち家は強いと考えてよいでしょう。
百貨店カードのお買い上げ実績
百貨店カードのお買い上げ実績が必要といわれている理由は、百貨店から外商カードのインビテーション(招待)が来るからです。
外商とは、百貨店のお得意様ですから百貨店である程度お買い物する方へのサービスです。
外商カードは、百貨店で今後もある程度のお買い物をする前提で発行されるカードですので、ある程度お買い物実績がある方を招待する制度が一般的でした。
今でも招待制度のみを設けている百貨店では、”百貨店カードを発行してお買い上げ実績あげる” ことで外商カードの招待が届きます。
外商カードの招待が届く購入実績は?
では、どの程度のお買い物実績をあげることで外商カードの招待が届くかと申しますと、”年間100万円以上” を基準としているとの説が多いです。
早ければ年間100万円を達成してすぐに招待が届く場合もあれば、”2年〜3年間程度” 年間100万円以上のお買い物を続けて招待が届く場合もあるそです。
インビテーション(招待)につきましても、明確な基準は公開されていませんので、それぞれの百貨店で基準の設定が違うものと考えます。
年間100万円以上のお買い物をするなら百貨店のお得意様よね。
いやいや。百貨店には ”もの凄いお買い物” する方々がいるんですよ。(笑)
非公開の独自基準
外商になる基準につきましては ”非公開であり百貨店の独自基準” があります。
すべての項目に当てはまる人でも審査に通過する人もいれば、すべての項目に当てはまる人でも審査落ちする人もいます。
逆に当てはまる項目が1つしかないにもかかわらず、外商カードの招待がきたり、審査を通過することもあります。
基準よりもタイミングが大切?
百貨店が外商顧客の入会募集をしていないタイミングもあるかもしれません。
外商顧客が利用できるサービスは母数が限られているものがありますので、外商顧客が増えすぎるとパンクしてしまうので、一時的に外商の新規入会をストップする時期があります。
1つ言えることは、外商顧客の新規獲得に注力している百貨店に申し込みすることで ”基準” が緩和される可能性があります。
タイミングはとても重要だと考えています。
外商になる方法は?
外商へ入会する方法は ”大きく分けて3種類” あります。
① 申し込み制度を設けている百貨店
② 招待制度を設けている百貨店
③ 招待制度を設けながら、申し込み制度も対応している百貨店
もともと百貨店の外商は ”招待制度” が基本です。
時代と共に入会方法も変化してきています。
①申し込み制度を設けている百貨店で外商になる方法
”外商になる申し込み方法”
① 外商専用カウンター(窓口)で申し込み手続きをする。
② オンライン申し込み(ネット手続き)で申し込みをする。
②招待制度を設けている百貨店で外商になる方法
”外商になる申し込み方法”
① 外商へ入会している顧客から紹介してもらう。
② 百貨店カードを発行して購入実績を作りながら招待状(DM)が届くのを待つ。
③ 医師会・弁護士会・商工会議所などから届く招待状で入会する。(地域が限られます。)
④ 百貨店の売り場係員から外商を紹介してもらう。
⑤ 新築の高級マンションや新しい高級住宅街などに住んで外商の招待状(DM)が届くのを待つ。
③ 招待制度を設けながら、申し込み制度も対応している百貨店
”おすすめの申し込み方法”
① 外商専用カウンター(窓口)で申し込み手続きをする。
② オンライン申し込み(ネット手続き)で申し込みをする。
③ 外商へ入会している顧客から紹介してもらう
外商になりやすい百貨店の基準は?
外商になりやすい百貨店の基準は ”申し込み制度” を設けていることです。
申し込み制度を設けている百貨店は ”興味がある方は誰でも審査する” ことになります。
審査するにも百貨店側の経費がかかることになりますから、申し込み制度の設けている百貨店は ”外商の対象者になる基準を広げている” と捉えても良いと思います。
逆に、招待制度のみを採用している百貨店は、百貨店側がかなり選別してから審査することになりますので、”外商になる基準が高い” と捉えても良いと思います。
また、外商は顧客数の上限が設定されている可能性があります。
徒然のことながら、”売上規模の大きい百貨店店舗は外商になりたい人も多い” ので、外商になる基準は高くなると思われます。
売上の大きい百貨店は基準が高い?
”百貨店店舗別売上ランキング”
① 伊勢丹新宿本店
② 阪急うめだ本店
③ 西武池袋本店
④ ジェイアール名古屋タカシマヤ
⑤ 高島屋日本橋店
⑥ 三越日本橋本店
⑦ 高島屋大阪店
⑧ 高島屋横浜店
⑨ 松坂屋名古屋店
⑩ あべのハルカス近鉄本店
※順位の参照記事はこちら
”申し込み制度” を設けている百貨店で外商になりやすい方法は?
申し込み制度を設けている百貨店で外商になりやすい方法は、年収アップやマイホーム購入したタイミングや、勤務年数が3年、5年、10年経過したタイミングなどさまざまあります。
少しでも年収が高くなってから審査を受けたい気持ちもわかります。
でもやはり1番いい方法は、”早く申し込みする” ことです。
百貨店がいつどのタイミングで制度を変更するかかわりません。いつどのタイミングで新規入会をストップするかもわかりません。
そして、申し込みに必要な情報は ”嘘は書かない” ”数字を盛らない”など、正しい情報で審査を受けましょう。
情報が間違っていると審査に落ちる可能性が高いです。
”招待制度”を設けている百貨店で外商になりやすい方法は?
招待制度を設けている百貨店で外商になりやすい方法は、”外商へ入会している顧客から紹介してもらう” ことです。
百貨店カードで実績を作り、招待を待つことも良いと思いますが、どうせお買い物するなら外商になってから実績を作る方がメリットが大きいです。
もちろん、紹介してもらうとしても ”なに1つ基準を満たしてない” 場合は、その後の審査に落ちる可能性は高いです。
ご自身の周りに百貨店の外商へ入会している人がいるなら、声がけしてもよいかもしれません。
初心者に優しい基準!?おすすめは大丸松坂屋の外商カード
外商へ1度も入会したことのない方へおすすめしている外商カードがあります。
それは、大丸松坂屋百貨店の外商カード ”大丸松坂屋お得意様ゴールドカード” です。
大丸松坂屋百貨店の外商カード ”大丸松坂屋お得意様ゴールドカード” は、”大丸松坂屋百貨店でのお買い物は5%〜10%の割引”が受けられます。
また、大丸松坂屋百貨店でクレジット利用すると、”税込100円ごとに1ポイント”のQIRAポイント(クレジットポイント)が貯まります。
QIRAポイント(クレジットポイント)は優待割引を受けたあとにクレジット利用しても貯まります。
もちろん、大丸松坂屋百貨店以外でクレジット利用するときも、”税込100円ごとに1ポイント”のQIRAポイント(クレジットポイント)が貯まります。
QIRAポイントは大丸松坂屋ポイントへ移行できますので、大丸松坂屋ポイントに交換することで大丸松坂屋百貨店で ”1ポイント1円として利用可能” です。
年会費 | 税込11,000円 |
百貨店の割引率 | 5%・8%・10% |
食料品・レストラン・喫茶などの割引 | 1% |
百貨店以外のポイント還元率 | 税込100円で1ポイント(1%) |
家族カードの発行 | 発行可能。(利用金額の合算) |
外商優待が割引であり、年間お買い上げ金額が低い
大丸松坂屋百貨店の外商カードは優待率が ”変動制” です。
”前年度のお買い上げ金額” の実績により ”翌年度の優待率が決定”します。
”優待率の変動まとめ”
年間お買い上げ金額 | 優待率 |
税込30万円未満 | 5%割引 |
税込30万円以上70万円未満 | 8%割引 |
税込70万円以上 | 10%割引 |
入会初年度は10%割引です。
税込70万円は割引前の金額で計算されるよ。
大丸松坂屋お得意様ゴールドカードは ”申し込み制” ですから、自分のスマホやパソコンから24時間いつでもオンラインで申し込みが可能です。
外商カードの優待が利用できる店舗
店舗 | 場所 |
大丸東京店 | 〒100-6701 東京都千代田区丸の内1-9-1 |
大丸心斎橋店 | 〒542-8501 大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 |
大丸梅田店 | 〒530-8202 大阪市北区梅田3-1-1 |
大丸京都店 | 〒600-8511 京都市下京区四条通高倉西入立売西町79番地 |
大丸神戸店 | 〒650-0037 神戸市中央区明石町40番地 |
大丸札幌店 | 〒060-0005 札幌市中央区北5条西4丁目7番地 |
大丸須磨店 | 〒654-0154 神戸市須磨区中落合2-2-4 |
大丸芦屋店 | 〒659-0093 芦屋市船戸町1-31 |
大丸下関店 | 〒750-8503 山口県下関市竹崎町4-4-10 |
松坂屋名古屋店 | 〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号 |
松坂屋上野店 | 〒110-8503 東京都台東区上野3丁目29番5号 |
松坂屋静岡店 | 〒420-8560 静岡市葵区御幸町10番地の2 |
松坂屋高槻店 | 〒569-8522 大阪府高槻市紺屋町2番1号 |
初めての外商カードに検討してみてはいかがでしょうか。オンライン入会キャンペーンが随時開催されています。
コメント